ウォータークラウン
一度やってみたかった写真に、水滴が水面に落ちた時に王冠状に水が盛り上がる通称「ウォータークラウン」があります。写真・テレビなどで見たことはありますが、あれだけ綺麗な王冠状になるのか、自分でも撮ってみたくなりました。準備したものは、卓上三脚、レリーズケーブル、懐中電灯、コップ&浅皿、スプーン、ティッシュ。
いろいろと調べてみると、綺麗に王冠状を保持している時間は7,8ミリ秒ほど。K50の連写速度は6枚/秒なので、ざっくり1秒間で王冠状を撮影する確率としては
7×6=42 ※7ミリ秒×6枚 写る可能性のある時間
1000-42=958 ※写る可能性のない時間
1-(958/1000)=0.042 ※1秒間での確率4.2%
17回実施すれば、確率は50%を超えるので、それほど大変ではなさそう・・・。
1-(958/1000)^17=0.51781
まずコップに入れた水で試してみました。落下の高さは約30cm
270mm F6.3 1/6000 ISO12800
コップの淵が邪魔でした。画質もちょっとザラついた感じです。浅皿に変更し再チャレンジ。
210mm F6.3 1/6000 ISO3200
ISO3200にしたので、かなり暗くなりました。懐中電灯は気持ち程度の効果でした。もっと光が欲しい。。。
210mm F6.3 1/6000 ISO3200
水滴の大きさで王冠の厚みが変わるようです。先ほどのより厚みがあります。
230mm F6.3 1/5000 ISO3200
冷蔵庫から牛乳を取り出し、少しだけ使ってミルククラウンも試してみました。(^_^;
230mm F6.3 1/5000 ISO3200
ウォータークラウンでは見られませんでしたが、ミルククラウンでは、内側にプチクラウンが出来る現象がありました。粘度の差でしょうかね~。。。
【番外編】
こちらは滴がぶつかる直前
こちらは滴が落ちた後。牛乳がどかされ皿が見えてます。
こちらはクラウン崩壊後。牛乳の空いた空間に戻ってきた牛乳が中心でぶつかり盛り上がります。
結論としては、ウォータークラウン/ミルククラウンの撮影はそれほど難しくなく、数打ちゃ当たる作戦でいけます。ただ、綺麗なクラウンにする為には、安定して一定サイズの滴を一定間隔で垂らす道具が必要と思います。点滴みたいな道具があればgoodですね。スプーンでは難しいです。途中思いつきティッシュに染み込ませて滴を作りました。ティッシュの方がある程度同じサイズの滴をつくり易くスプーンよりはマシです。
あと私の場合はもっと強い照明が必要でした。。。出来ればK50のシャッター速度 1/6000秒、ISO100で撮りたいと思っていましたので。。またいつか試してみたいと思います。♪