k50のフォトログ

写真がうまくなりたいおっさんが気ままに綴るブログ

動体撮影がうまくいかない。。。

K-50を使い始めてから、航空祭やレースなど、被写体が動く撮影を結構やっていますが、ほとんどの写真は引き伸ばすとピントが合ってない感じで、いまいち納得のいく仕上りになりません。先日のエアレースだって3500枚以上撮って、何とか見れそうなものを選び記事にしましたが、とにかくピンボケ?? 手ぶれ?? が多く、ずっと選別していると気持ちが悪くなってきます。。。(-.-)

カメラの設定だって、毎回事前に熟考し、ホワイトバランスもその時の状況に合わせますし、AFだってちゃんとコンティニュアスにしてます。SS(シャッター速度)も手ぶれしない 1/焦点距離秒未満 になるよう気を付けてます。が、しかしどうしたものか、私の動体写真はモヤーってしてるんですよね。。。

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< 写真と本文の内容とは関係ありません m- -m >

先日のエアレースをきれいに撮ってた人も結構いて、一体何が違うのかいろいろと見てますが、中には焦点距離450mmでSS1/250秒なんて掟破りの撮影をする人もいて、それなのに、まるで飛行機をホバリングさせて、三脚使って撮ったんじゃないかと思うほどきれいに仕上がってました。もう私にしてみればそんな人は神様としか思えません。

そんなクッキリ、ハッキリの写真のexif情報を見ていると、絞り値がかなりの幅で変動しているのが見受けられました。中にはF22なんて思いっきり絞っているものもあって、、、こんな小型単発機のボディサイズを考えると、被写界深度だってそれほど深くする必要もないでしょう。F8ぐらいで十分なのではと思うのですが。。。

おまけにISO感度はほとんど100で固定してました。つまりこの神様はTv(シャッター優先)でISO感度は100固定で撮影していたのだと思われます。

私は? と言いますと、ISO感度はAUTOにしていましたし、F6.3, F8あたりの絞り値だったと思います。それでそんなに違いが出る? もちろん安い一眼のK-50なんだから仕方ないんじゃない? と思われる人もいると思いますが、それにしてもこれだけ雲泥の差が出るのはちょっと納得がいきません。とりあえず私がまだK-50の持つポテンシャルを引き出せていないのだと思っています。

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以前使っていたK100Dsuperのモードダイヤルには、P, Tv, Av, M, B, SCN, AUTO, 他ピクチャーの選択しかなかったので、動体はTv(シャッター速度優先)で撮っていました。またISO感度はずーっと200固定(K100Dの最低感度)で撮っていました。これは低感度にしていれば必ずきれいに写るという固定観念からですが、その為たまに真っ暗な写真が出来たりしてました。

ところがとある写真雑誌の特集で、ISO感度が低ければ必ずきれいに撮れるわけではない、と言う実例を載せた記事を読み、驚きとともにISO200固定にこだわることはやめました。

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ある日、銀座のリコーイメージングスクエアのギャラリーに訪れた際、スタッフの人に飛行機を撮る時の露出が難しい、と話したところ、ISO感度をAUTOにすればいいんじゃないか。と言われ、目からうろこが落ちた気分になりました。それまでISO感度をAUTOにする発想が全く無かったからです。

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それから間もなく購入したK-50のモードダイヤルには、P, Sv, Tv, Av, TAv, M, B, U1, U2, SCN, AUTO, ビデオの選択があり、Sv(ISO感度優先)やTAv(シャッター&絞り優先)が新たに加わり、動体を撮る際はもちろんISO感度がAUTOになるTAv(シャッター&絞り優先)を使うようになったのです。その結果真っ暗写真を撮ることは無くなりましたが、いまいち納得のいく写真が撮れないこの状況に陥っているのです。。。orz

 

ところで、絞り一点をカメラ任せにしているTv(シャッター速度優先)と、ISO感度をカメラ任せにしているTAv(シャッター&絞り優先)を考えてみると、Tv の絞り羽根の開閉だけ、つまり単純な動きだけをカメラが行うのに対し、TAv のCMOSセンサーからの映像信号を増幅処理することをカメラが行うことを考えると、普通に考えても前者の処理の方が圧倒的に高速に仕事をこなすのではと思います。モヤモヤ写真はここら辺が原因?

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と言うことで、今度動体を撮る機会に、Tv、ISO100で撮ってみたいと思います。もちろんレンズやほかの要素も描写に関係していることは分っていますし、TAvで撮っていることが原因と決まったわけではないですが、まずはTvを試してTAvからどれぐらい改善するかを見てみたいと思います。